部分矯正ができない例
部分矯正とは
部分矯正は、気になる箇所だけを治療する方法で、「プチ矯正」とも呼ばれています。
この治療方法では「全体的な矯正」ではなく「特定の歯」を対象に歯列矯正を行います。そのため全体の費用や治療期間が短縮され、費用が低く抑えられます。
例えば、上の歯の中で1本だけが他の歯より奥に配置されているのを修正したい場合や、下の前歯で一部が重なっているのを矯正したい場合など、具体的な箇所に焦点を当てた治療に適しています。
患者さんのリアルな声
- すきっ歯が気になるだけだから、
前歯だけを矯正してキレイにならないかな? - 全部を矯正するのは
時間もお金もかかりそうだから、
気になる前歯だけを部分的に整えたい。 - 上の前歯が少し歪んでいるので、
それだけを治したい。
歯並びの小さな問題に対して、部分矯正を選ぶ人は多いです。
全体的な矯正に比べて、前歯の部分的な矯正は時間も費用も節約できることがあります。
部分矯正ができない歯並びについて
- 私の歯の並び、部分矯正できるかな?
- 今から矯正するなら、
気になる部分だけ治したい!
歯の並びを整えたいけど、部分矯正で治療できるのか不安ですよね。
今回は、部分矯正では難しいケースをいくつかご紹介します。
部分矯正ができない例
★ ご来院される前に
一度ご自身でチェックを行ってください。
歯のガタガタがひどく、歯の形態修正や前歯の抜歯のみでは治せない場合 | →全顎矯正 |
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上の歯を引っ込めたいけど、下の歯にあたり引っ込められない場合 | →全顎矯正(オペ) |
歯の問題だけでなく骨格的に問題がある症例(開口や受け口など) | →全顎矯正 |
より完璧な出来上がりをイメージされている場合 | →全顎矯正と補綴科 |
口元全体を中に入れたい場合(骨格的に問題あり) | →全顎矯正(オペ) |
歯根破折、クラックなど根に問題がある場合 | →矯正が難しい |
歯周病や虫歯が進行しており、先に歯科治療が必要な場合 | →改善すれば矯正可能 |
清掃不良 | →改善すれば矯正可能 |
精神的な疾患がある場合 | →心療歯科 (他科と対診を行い判断するが、難しい事が多い) |
部分矯正ができない例
①重度の前歯ガタガタ
・重度の出っ歯
部分矯正は特定の歯や一部の箇所に焦点を当てる治療法なので、歯全体の重度な不正には限定的な効果しかありません。歯列不正が重度な場合、通常は全体矯正が必要です。特に歯の重なりが大きく、症状が進行している場合は、部分矯正は適用されないこともあります。
歯科矯正治療では、歯を移動させるためにスペースが必要ですが、部分矯正ではそのスペースが制限されるため、治療が難しいことがあります。ただし、実際に治療が可能かどうかは歯科医師に相談して診てもらう必要があります。
部分矯正ができない例
②骨格的に問題がある歯並び
症状が強い出っ歯や受け口の場合、部分矯正では対応できないケースがあり、そのような場合は歯列矯正だけではなく外科手術が必要になる可能性があります。
外科手術が必要になる例
- 顔面の骨格が前に突き出している
- 上下の顎のどちらかが大きすぎる
歯並びだけでなく、骨格に問題があると、顔の形が変わるなどの問題が生じる可能性があります。
また、上下や左右に強いゆがみや骨格の問題がある場合、「顎変形症」として知られることもあり、この場合、矯正治療だけでなく外科手術が必要になることがあります。
矯正治療のみを行った場合、歯並びの改善は期待できますが、顔の形に大きな変化は見込めません。
部分矯正ができない例
③完璧な歯並びを求めている
「部分矯正できる」と言われても、望む歯並びによっては部分矯正が向いていない場合もあります。
1. 後ろの歯まで綺麗にしたい人
部分矯正では、通常は前歯部分のみを対象にします。後ろの歯まで完璧に整えたい場合は、部分矯正では満足のいく結果が得られないかもしれません。また、噛み合わせの問題がある場合も、部分矯正では対応できないことがあります。
2. 歯を削るのに抵抗がある人
部分矯正では、歯を整列させるために歯の側面を少し削ることが一般的です。歯の健康には問題ありませんが、歯を削ることに抵抗がある方は事前に知っておく必要があります。
3. 横顔の印象を変えたい人
部分矯正では、横顔の印象を大きく変えることは難しい場合があります。出っ歯を改善して全体の印象を変えたい場合は、全体矯正が適している場合があります。
なお、部分矯正でも一部分の歯並びは改善されますが、全体的な印象は完璧とは言えないかもしれません。完璧な歯並びを求める場合は、全体矯正を検討することがおすすめです。
部分矯正ができない例
④歯の状態が悪い方
・歯科治療が必要な方
1. 虫歯
進行した虫歯がある場合は、矯正治療の前に虫歯治療を行います。虫歯が進行していると、矯正治療が妨げられることがあります。そのため、通常は虫歯治療が完了するまでは、矯正治療は行われません。
2.歯周病
歯周病は、歯を支える歯茎が炎症している状態を指します。放置すると歯茎が溶けてしまう可能性があります。そのため、軽度の歯周病の場合は、まず歯周病治療を受けてから歯列矯正を始めることになります。
なお、重度の歯周病の場合は治療が受けられないこともあります。
歯周病は症状が自覚しにくく、サイレントキラーとも呼ばれるため、定期的に歯周病検査を受けることが重要です。歯周病の程度が軽ければ、治療後すぐに歯列矯正を開始できます。
3.歯根破折
歯根破折とは、歯の根の部分が縦に割れたりひびが入ったりすることを指します。この状態では細菌が侵入しやすくなり、それによって腫れや膿などの症状が現れることがあります。
歯根破折が起きている場合は、まず歯科治療が優先されます。治療後、歯の状態によって歯列矯正が適切かどうか、歯科医師が判断します。
4. 清掃不良
矯正治療中は、装置が口の中にあるために歯磨きやフロスが難しくなります。そのため、通常よりも歯磨きやフロスの頻度や注意が必要です。矯正治療を始める際には、歯科医院で歯磨き方法などの説明がありますが、磨きにくい部分を適切にケアしないと、そこに虫歯ができてしまう可能性があります。
そのため、清掃が不十分な患者さんには、矯正治療を開始する前に歯の清掃方法を指導し、改善が見られた場合に治療を開始することができます。
部分矯正ができない例
⑤精神的な疾患をお持ちの方
歯列矯正治療中、一時的に自律神経失調症と同様の症状が現れる可能性があります。
精神的な問題を抱えている方は、心療歯科医に相談することをおすすめします。
たつや歯科の部分矯正
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前歯の部分矯正は
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毎回の調整料金は
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「痛みを2〜3年我慢して、費用も100万円近くかかる矯正」に踏み込めない患者さんのために、「時間・費用・痛み」全てを抑えたい方に適した部分矯正=前歯だけの矯正治療を行っております。
“ 部分矯正で前歯の歯並びをキレイにしたい” と思い、歯医者に相談したけれど「全顎矯正でないと難しい...。」「部分矯正はできない...。」と診断されセカンドオピニオンとして当院へ患者さんが来院されることも少なくありません。
部分矯正のたつや歯科は「初診料+カウンセリング+口腔内検査」がおよそ3,500円程度です。他院で部分矯正を断られた方も含め、当院で検査だけでもまずは受けてみてはいかがでしょうか。「気になる前歯だけ」治して、より素敵な笑顔を手に入れてください!
当院の部分矯正(片側)の費用
矯正装置を付ける歯 6本の場合 (調整料/保定装置料込) |
18万円 +税 |
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矯正装置を付ける歯 8本の場合 (調整料/保定装置料込) |
24万円 +税 |
矯正装置を付ける歯 10本の場合 (調整料/保定装置料込) |
30万円 +税 |