歯列矯正
「後戻りによる再矯正」
費用や期間・注意点

目次

• 過去に歯列矯正をしたけど、
  後戻りが気になる方
• 歯並びの後戻りによる再矯正ついて
• 歯並びの後戻りによる再矯正のポイント
• たつや歯科の部分矯正について

過去に歯列矯正をしたけど、
後戻りが気になる方

ここ最近、後戻りによる「歯列矯正の再治療」を希望される方が増えてきています。
歯の矯正治療を終えたものの、歯並びが元に戻ってしまい、もう一度矯正をやり直したいと考える方は少なくないでしょう。

• 保定装置(リテーナー)の装着を
  怠ってしまった

• 歯列矯正を終えて数年経ったが、
  前歯が少し戻ってきてしまった

実際、歯列矯正後に歯が後戻りする可能性は誰にでもあります。

最近は、歯列矯正を受ける方が増加している一方で、保定装置を正しく使えなかった結果、歯並びが後戻りしてしまい、再治療を希望される患者様も増えている状況です。

歯並びの後戻りによる再矯正とは

歯の後戻りによる再矯正とは、以前に歯列矯正を受けたものの、その後に歯並びや噛み合わせが再び乱れ、再度矯正を行うことを指します。再矯正が必要になる理由はさまざまで、治療後の歯の「後戻り」や、初回の歯列矯正が不十分だった場合が主な原因です。

後戻りによる再矯正の方法としては、全体的なワイヤー矯正や部分的な矯正、またはマウスピース矯正などがあり、個々の状況や要望に合わせて選択されます。

歯並びの後戻りとは

歯列矯正によって整えた歯並びが、元の位置に戻ってしまう現象を「後戻り」と言います。これは、矯正装置を外した直後は、歯がまだ骨の中でしっかりと安定していないため、動きやすい状態にあることが原因です。そのため、歯が元の位置に戻ろうとする力が働いてしまうのです。

後戻りは、ワイヤー矯正やマウスピース矯正など、どの歯列矯正でも起こり得る可能性があります。

保定装置：リテーナーについて

リテーナーとは、矯正後の歯並びを安定させるための装置です。矯正によって動かした歯には、元の位置に戻ろうとする力が働きます。特に、矯正器具を外した直後は歯や骨が不安定な状態です。

そのため、一定期間リテーナーを使用して歯の位置を保つことが重要です。正しい期間使用することで、リテーナーを外した後でも歯並びが安定し、後戻りしにくくなります。

歯並びが後戻りする主な原因

歯並びが矯正後に後戻りしてしまう理由はいくつかあります。

① 保定装置：リテーナーの装着不足

歯列矯正後の後戻りで最も多い原因は、保定期間が十分でないことです。矯正後は「リテーナー」と呼ばれる保定装置を使用して、歯を新しい位置に固定する必要があります。矯正が終わったばかりの歯は、まだ安定しておらず、装置を適切に使わないと元の位置に戻ってしまうリスクが高くなります。

歯科医師の指示通りにリテーナーを着用せず、「もう大丈夫」と自己判断で装着をやめると、ほぼ確実に歯は元に戻ってしまうため、注意が必要です。

② 日常生活の癖や習慣

日常の悪い癖や姿勢が、歯並びに影響を与えることがあります。

以下のような習慣・癖を改善することで、歯並びの後戻りを防ぐことができます。

• 頬杖をつく
• うつ伏せや横向きで寝る
• 口呼吸
• 歯ぎしりや食いしばり
• 片側だけで食べ物を噛む
• 猫背などの悪い姿勢
• 舌で歯を押す
• 前歯で下唇を噛む
• 唇を巻き込む癖

④ 親知らず

親知らずが後戻りの原因になることもあります。特に横向きに生えている親知らずは、周囲の歯に圧力をかけて、歯並びを乱す原因となります。そのため、場合によっては親知らずの抜歯を検討することが後戻り防止のために有効です。

後戻りの確率は？

保定装置を適切に使わない場合、矯正後に歯が後戻りする確率は非常に高く、ほぼ100%と言われています。

歯を新しい位置に安定させるためには、時間をかけてその状態を定着させる必要があるため、リテーナーを正しく使うことが重要です。

歯並びの後戻りによる再矯正ついて

歯列矯正の一般的な費用相場

歯並びの後戻りによる再矯正にかかる費用は、以前に治療を受けた歯科医院で保証プランがある場合に限り、多少安くなることがあります。しかし、別の歯科医院で再治療を行う場合は、通常料金がかかることがほとんどです。

後戻りによる再矯正の治療期間

歯の後戻りの程度や歯並び、噛み合わせの状態によって異なりますが、一般的には最初の歯列矯正よりも短い期間で済むことが多いです。もし歯並びのズレがそれほど大きくなければ、6〜12ヵ月程度で治療を終える可能性が高いです。

最初の治療よりも早く終わる可能性が高いので、気づいた時点で早めに歯科医院を受診するのがおすすめです。

部分矯正でも
「後戻り」の再矯正は可能か？

前歯の後戻りでお悩みの場合は、「部分矯正のたつや歯科」にぜひご相談ください。当院では、以前に他の歯科医院で歯列矯正を受けられた方から「前歯だけをもう一度きれいにしたい」といったご相談をよくいただいております。

部分矯正での再治療がおすすめな方

• 前歯だけが後戻りしている
• 奥歯の噛み合わせはそのままで、
  前歯だけ矯正したい
• 費用や治療期間を抑えたい

他の歯科医院で行った矯正方法や過去の治療歴に関わらず、まずはお気軽にご相談ください。
当院では、上下の前歯に特化した部分矯正を行っておりますので、前歯の後戻りによる再矯正を希望されている方は「部分矯正のたつや歯科」までお気軽にご相談ください！

歯並びの後戻りによる
再矯正のポイント

① まずは後戻りの原因を特定しましょう

後戻りが起こってしまった場合、その原因を明らかにすることが最初のステップです。再び同じことを繰り返さないためにも、歯の動き、噛み合わせの変化、日常の習慣などが関与していないか確認しましょう。

また、歯科医師との相談や口腔内の検査を通して、何が後戻りを引き起こしたのかをしっかり把握しましょう。

② 再治療の必要性を見極める

再矯正が本当に必要かどうか、歯科医師と十分に話し合って判断しましょう。

後戻りの程度や症状、患者さんの要望などを総合的に考慮し、再矯正をするかどうかを決定します。また、信頼できる歯科医院で治療を受けることも非常に重要です。

③ 再矯正の流れや費用を確認する

再矯正にかかる費用や治療期間、どの治療法を選ぶかについては、日常生活に負担がかからないかも含めて総合的に検討しましょう。歯科医師からしっかり説明を受けた上で、納得のいく治療を選ぶことが大切です。

再矯正を始める前には、正確な口腔評価と診断が不可欠です。歯科医師は患者さんの口腔内状況を確認し、適切な治療計画を立てます。

再矯正後、もう後戻りしたくない！
リテーナーの使用期間は？

歯列矯正後、歯が骨にしっかり定着するまでには、少なくとも半年から1年程度の期間が必要です。リテーナーを使う「保定期間」については、治療内容や年齢によって個人差がありますが、一般的には2年程度を目安に使用します。場合によってはそれ以上の装着を指示されることもあります。

• 矯正後1年目：終日リテーナーを装着
• 矯正後2年目以降：就寝時にリテーナーを装着

このように、徐々にリテーナーの装着時間を減らしていきますが、医師の指示に従い、定められた期間しっかり装着することが重要です。

保定期間が終わったら？

保定期間が終了しても、リテーナーをしなくなると歯は少しずつ動いてしまいます。
これは自然な歯の動きがあるためです。

部分矯正のたつや歯科では、夜間だけでもリテーナーを装着し、可能な限り長期間続けることを推奨しています。
保定期間を長く続けるほど、安定した歯並びを維持できる効果が高まります。

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